王族

死に戻りの令嬢が神様から世界を守ってほしいと言われます兄に魔王が憑りついて世界が破滅してしまったからですと、神からとんでもない依頼を受けてしまったヒロイン（妹）ですが、自分も死んでしまったので今回は死なないようにフラグを必死に回収します前回では兄との関係を満足に築くことができなかった為に信じてもらえない儘、策略に巻き込まれてしまったので、出会った頃から懸命な努力をして父兄との関係を改善していきます兄も幼いころに母親からの虐待で心を痛めてさらに閉じこもってしまっていたが、腹違いの妹の必死の懐柔で心を少しづつ開いてくれるまでになりましたまだ表情筋死んでるけどね・・・妹は次第に兄のことを、兄も妹の事を愛するようになります
主役は自称悪役令嬢の王太子婚約者です彼女を取り巻く様々な事件を傍で温かい目で見守っている王太子の観察記録ヒロインは転生者で、王太子がゲームヒロインと結ばれなければ死んでしまうと考えて必死に結びつけようとしますゲームでは悪役令嬢として振る舞うのですが、一所懸命になりすぎて結果は真逆なものになってしまいます本来の性格もあいまって仲間がどんどん増えていきますゲームヒロインは自分が愛されるのが当然と思っていたのに、現実が違う事に憤りますが、強制的にゲーム設定を貫いてきます王太子はそれらも含めて観察をします自分が他人と違う事を幼いころから感じていましたが、それがどういう事なのか王族だけの秘密でした全７巻　（内、１巻は番外編）※展開も早くて中だるみせず楽しめました
転生者であるゲームヒロインの策略にはまって王太子によって国外追放を言い渡されたます。ですが、出国の途中で娼館へ売り飛ばされちゃいますこの王太子は真面目ですが、人の痛みや感情の機微の理解が疎く幼いころの婚約者との関係が作れなかった残念な野郎です真面目とは書いたものの、婚約中に他の令嬢に現を抜かすあたりゲスではありますな　真面目な性質をゲームヒロインに見抜かれて、婚約者を断罪してしまうのだから・・・自分があくまでも正しいという前提なので、口調が冷たい婚約者を次第に疎ましく感じてしまい、ゲームヒロインの自分への誉め言葉にすっかりと骨抜きにされてしまうあたり、愚か者です悪役令嬢（ヒロイン）は何故か口調が冷たく設定されて、本当の気持ちが伝えられなくなっていたのが...